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【Illustrator】光沢/溶ける文字の作り方

【Illustrator】光沢/溶ける文字の作り方

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Adobe Illustratorを使用して、光沢文字の作成方法を2種類解説します。
1つ目はアピアランス、2つ目は3Dで作成しますが、どちらもテキストの変更や色の修正などが可能です。
さらに、「アピアランスで光沢文字」にひと手間加えて「ぷっくり文字・溶ける文字」の解説もします!
難易度は低いので、是非挑戦してみてください。

【Illustrator】光沢/溶ける文字の作り方 3種類

「ぷっくり文字・溶ける文字」を作成する場合も、まずはこちらを作成する必要があります。

1

文字を作成します。

文字を作成します。

2

パスファインダーパネルから[複合シェイプを作成]を選択します。

パスファインダーパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[パスファインダー]で表示できます。

複合シェイプとは

複合シェイプを使用すると、追加、型抜き、交差、除外を編集可能なまま適用することができます。
複合パスに似ていますが、それよりも多機能です。
今回は複合シェイプを使用することにより、文字全てにアピアランスを適用させます。

パスファインダーパネルから[複合シェイプを作成]を選択します。 パスファインダーパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[パスファインダー]で表示できます。

1

ハイライトを作成します。

アピアランスパネルで、線を白に設定します。太さは6ptにしました。
アピアランスパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[アピアランス]で表示できます。

ハイライトを作成します。 アピアランスパネルで、線を白に設定します。太さは6ptにしました。 アピアランスパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[アピアランス]で表示できます。

2

線を選択したまま、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのオフセット]を選択します。

線を選択したまま、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのオフセット]を選択します。

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オフセットをマイナス値にします。

ここでは-9ptにしています。 角の形状はラウンドにします。

オフセットをマイナス値にします。ここでは-9ptにしています。 角の形状はラウンドにします。

4

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

パスのオフセットの効果の下に置きます。ドラッグで順番を変えることができます。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

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水平垂直方向に移動します。

ここでは2pxにしています。コピー:1にします。

水平垂直方向に移動します。 ここでは2pxにしています。コピー:1にします。

6

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスファインダー]→[背面オブジェクトで型抜き]を選択します。

変形の効果の下に置きます。

効果の順番が重要です。上手くいかないときは、上から「パスのオフセット」「変形」「背面オブジェクトで型抜き」の順番になっているか確認してください。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスファインダー]→[背面オブジェクトで型抜き]を選択します。

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先ほど変形で”コピー:1したオブジェクト”で型抜きされました。

ハイライトの端が尖っている状態です。

先ほどコピー:1したオブジェクトで型抜きされました。 このままでは線の端が尖っている状態です。

なぜ上記の手順でハイライトが作れるのか、わかりやすく画像を作成しました。
青い線が背面オブジェクトで、変形でコピー:1したものです。この青い線で赤い線を型抜きしています。
パスが交差し、青い線のパスより内側にある赤い線のパスが消えます。

アピアランスで作るハイライトの仕組み

下画像の右のようになるのではないか?と思うかもしれませんが、線をアウトライン化した場合は右のような状態になります。

アピアランスで作るハイライトの仕組み

8

線の端を丸くします。

線パネルで、線端:丸形、角の形状:ラウンドにします。

線の端を丸くします。 線パネルで、線端:丸形、角の形状:ラウンドにします。

9

完成!

アピアランスで作成しているので、後からハイライトの太さやテキストを変更することができます。

アピアランスで光沢・ハイライト文字 完成

ぷっくり文字は文字の打ち換え可能ですが、溶ける文字は文字の打ち換えができません。

ぷっくり文字・溶ける文字 完成!

1

「アピアランスで光沢・ハイライト文字 作成手順」を参考にハイライト文字を作成します。

アピアランスパネルで線を選択した状態で、新規効果を追加アイコン→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を選択します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を選択します。ぼかすと線幅が広がって見えるので、線の太さを6px→4pxに変更しています。

2

半径3pixelにしました。

ハイライトにぼかしがかかりました。ぼかすと線幅が広がって見えるので、線の太さを6px→4pxに変更しています。

半径3pixcelにしました。

3

塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[光彩(内側)]を選択します。

塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[光彩(内側)]を選択します。

4

立体感を表現するため、まずはスクリーンで明るい面を作ります。

以下のように設定します。

描画モード:スクリーン
カラー:白
不透明度:100%
ぼかし:95px(サイズによって変わるので各自調整してください)
中心にチェックを入れます。

立体感を表現するため、まずはスクリーンで明るい面を作ります。 以下のように設定します。 描画モード:スクリーン カラー:白 不透明度:100% ぼかし:95px(サイズによって変わるので各自調整してください) 中心にチェックを入れます。

5

光彩(内側)を選択した状態で、パネル下部の「+」をクリックします。

選択した項目が複製されました。

光彩(内側)を選択した状態で、パネル下部の+をクリックします。 選択した項目が複製されました。

6

次は影を表現していきます。 複製された光彩(内側)をクリックし、設定を変更します。

以下のように設定します。

描画モード:乗算
カラー:文字の色
不透明度:50%
ぼかし:15px(サイズによって変わるので各自調整してください)
境界線にチェックを入れます。

次は影を表現していきます。 以下のように設定します。 描画モード:乗算 カラー:文字の色 不透明度:50% ぼかし:15px(サイズによって変わるので各自調整してください) 境界線にチェックを入れます。

7

塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ドロップシャドウ]を選択します。

塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ドロップシャドウ]を選択します。

8

以下のように設定しました。ぷっくり文字の場合はここで完成です。

描画モード:乗算
不透明度:75%
X軸オフセット:4px
Y軸オフセット:4px
ぼかし:3px
カラー:黒

以下のように設定しました。 描画モード:乗算 不透明度:75% X軸オフセット:4px Y軸オフセット:4px ぼかし:3px カラー:黒

「ぷっくり文字」をまずは作成します。

1

メニューバー→[書式]→[アウトラインを作成]を選択します。

アウトラインを作成すると、後からテキストの変更はできなくなります。

メニューバー→[アウトラインを作成]を選択します。

2

ワープツールを選択します。

ツールが見当たらないときは、左のツールバーの・・・をクリックすると、全てのツールが表示されます。ツールを、ツールバーへドラッグ&ドロップすることで追加できます。

ワープツールを選択します。 ツールが見当たらないときは、左のツールバーの…をクリックすると、全てのツールが表示されます。ツールを、ツールバーへドラッグ&ドロップすることで追加できます。

ショートカットキー
  • ワープツール(Windows)

    Shift + R

  • ワープツール(MacOS)

    Shift + R

3

ワープツールで文字を溶かします。溶かしたい部分をドラッグします。

円の大きさは、Altキーを押しながらキャンバスをドラッグすることで変更できます。

4

完成!

溶ける文字 完成!

文字の打ち換えが可能です。

3Dで光沢・ハイライト文字 完成

1

文字を作成します。

文字を作成します。

2

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[3Dとマテリアル]→[3Dクラシック]→[押し出しとベベル(クラシック)]を選択します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[3Dとマテリアル]→[3Dクラシック]→[押し出しとベベル(クラシック)]を選択します。

3

以下のように設定します。

位置:自由回転
X軸:15°
Y軸:20°
Z軸:0°
押し出しの奥行き:好きな厚みに調整
表面:陰影(艶あり)
詳細オプションをクリックします。

以下のように設定します。 位置:自由回転 X軸:15° Y軸:20° Z軸:0° 押し出しの奥行き:好きな厚みに調整 表面:陰影(艶あり)  詳細オプションをクリックします。

4

詳細な項目が表示されました。

ベベル:曲面にし、高さは好みの数値に調整します。ここでは10ptにしています。
球体の図がありますが、○をドラッグすると光源の位置を変えることができます。
細かい数値はプレビューを見ながら調整します。デフォルトのままの数値もありますが、参考までに今回の設定を記載します。

照度:100%
環境光:50%
ハイライトの強さ:100%
ハイライトのサイズ:100%
ブレンドの階調:25
陰影のカラー:ブラック

詳細な項目が表示されました。 ベベル:曲面にし、高さは好みの数値に調整します。ここでは10ptにしています。 球体の図がありますが、○をドラッグすると光源の位置を変えることができます。  細かい数値はプレビューを見ながら調整します。デフォルトのままの数値もありますが、参考までに今回の設定を記載します。 照度:100% 環境光:50% ハイライトの強さ:100% ハイライトのサイズ:100% ブレンドの階調:25 陰影のカラー:ブラック

5

完成!

後からテキストを変更することができます。

3Dで光沢・ハイライト文字 完成

いかがでしたか?
ペンツールでハイライトを描くこともできますが、後から修正したいという方にはおすすめの作成方法です。
溶ける文字はアウトライン化しているので、テキスト修正はできませんが色の修正などは可能です。チョコレートみたいでバレンタインのデザインに使えそうですね。
もう少し難易度を上げたい方は、こちらの「ネオン文字と背景の作り方」もおすすめです☆

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