1. web design shake
  2. デザイン
  3. 【Illustrator】整列機能を使いこなすための完全ガイド
【Illustrator】整列機能を使いこなすための完全ガイド

【Illustrator】整列機能を使いこなすための完全ガイド

当サイトは広告を使用しています。

Adobe Illustratorの整列機能についてわかりやすく解説!整列はデザイン作業を効率化する重要なツールで、よく使われる機能のひとつです。
この記事では、基本的な整列方法から応用的な活用方法、ショートカット、うまくいかないときの対処方法まで、Illustratorの整列機能を総合的に解説します。

Illustratorの整列機能をまとめて見れるチートシートを作成したよ!
便利にゃ!
整列パネルの機能一覧チートシート

整列パネルを使うことでオブジェクトを整列・分布させることができます。

整列パネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[整列]で表示できます。ショートカットキーShift+F7でも表示できます。

整列パネルの表示方法

複数オブジェクトを整列するには、整列させたいオブジェクトをすべて選ぶ必要があります。
選択ツールでShiftを押しながらオブジェクトをクリックしていきます。もしくは、選択ツールを選んだ状態でカーソルをドラッグして、オブジェクトを選択します。
この時、選択されているオブジェクトをShiftを押しながら再度クリックすると、選択状態を解除できます。

複数オブジェクトの洗濯

では、各アイコンを押したときの整列の仕方について見ていきましょう。

Illustratorを扱える方は、実際にオブジェクトをいくつか置いて、整列パネルをポチポチしながらこの記事を見ていくと、理解度がより高まるよ!
整列パネル 整列の基準について

整列や分布をする時に重要なのが、何を基準にするかです。整列パネルでは「アートボード」「選択範囲」「キーオブジェクト」を基準に整列することができます。

アートボードを基準に整列されます。
オブジェクトをアートボードの中央に配置したい時などに使います。

選択した範囲に整列されます。

特定のオブジェクトを基準に整列されます。
選択ツールでオブジェクトを複数選択した状態で、基準としたいオブジェクトをさらにクリックします。基準となるオブジェクトは「キーオブジェクト」となり、選択状態を示す枠が太くなります。

オブジェクトの整列

水平方向に対して左・中央・右に整列されます。
左や右に整列する場合は、オブジェクトの端が揃うように整列されます。中央の場合はセンターラインが揃います。

オブジェクトの整列 水平方向に整列

垂直方向に対して上・中央・下に整列されます。
上や下に整列する場合は、オブジェクトの端が揃うように整列されます。中央の場合はセンターラインが揃います。

オブジェクトの整列 垂直方向に整列

等間隔に分布

等間隔に分布は、オブジェクトの間を等間隔に分布する機能です。
キーオブジェクト、選択範囲、アートボードをそれぞれ基準としたとき、どのような分布の仕方をするのか見てみましょう。

キーオブジェクトを基準とし、水平方向等間隔に分布した場合です。
キーオブジェクトを基準とする場合、間隔を数値で指定することができます。例えば50pxを指定すると、キーオブジェクトから50pxずつ各オブジェクトが分布されます。

間隔を数値で指定できるのは、キーオブジェクトに整列の場合のみです。選択範囲に整列、アートボードに整列では数値を指定できません。

等間隔に分布 キーオブジェクトに整列+水平方向等間隔に分布

選択範囲を基準とし、水平方向等間隔に分布した場合です。
選択範囲の両端を基準に等間隔に分布されます。

等間隔に分布 選択範囲に整列+水平方向等間隔に分布

アートボードを基準とし、水平方向等間隔に分布した場合です。
アートボードの両端を基準に等間隔に分布されます。

等間隔に分布 アートボードに整列+水平方向等間隔に分布

(個人的にはあまり使わない機能…一応解説するね!)

オブジェクトの分布は、オブジェクトの左や右、中央を基準に等間隔に分布する機能です。
「等間隔に分布」とは違い、オブジェクトの間を等間隔にする機能ではありません。大きさの違うオブジェクトを分布すると下画像のようになります。パッと見は等間隔に見えませんが、オブジェクトの左や右、中央を基準に等間隔になっています。

オブジェクトの分布 水平方向に整列

垂直方向についても、水平方向と同様の分布の仕方をします。

オブジェクトの分布 垂直方向に整列

「アートボードを基準に整列したのに、どこか別のアートボードにオブジェクトが整列されてしまった…」という場合は、基準にしたいアートボードをアクティブにする必要があります。
アートボードをアクティブにするには、選択ツールかアートボードツールで、アクティブにしたいアートボードをクリックします。アクティブになったアートボードは枠線が少し濃くなるので、この状態で整列してみてください。

アートボード自体を整列したい場合ですが、アートボードは整列パネルでは整列できません。
ですが、アートボードツールを使うことでアートボードを整列することができます。
アートボードツールから、「すべてを再配置」を選択します。すべてのアートボードを再配置というウィンドウが出るので、こちらで設定しアートボードを再配置してください。

アートボードを再配置する

アートボード上のオブジェクトも一緒に移動したい時は、オブジェクトに一緒に移動にチェックを入れてね!
レイヤーにロックがかかっているとオブジェクトだけ取り残されてしまうから注意にゃ!

いかがでしたか?
「記事を読んでみたけど、動きがイメージできない…」という方は、実際にIllustratorの整列機能を触ってみてください。合わせてこの記事を読んでみると、理解しやすいと思います。
整列機能は数あるIllustratorの機能の中でも、特によく使う機能のひとつです。
使えるようになると、グッとデザイン作業を効率化できますので、ぜひこの記事を参考にマスターしてみてくださいね。

CATEGORY