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【Illustrator】付箋の作り方 / 柄・影の付け方いろいろ!

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Adobe Illustratorを使用して、テキストに合わせて伸縮する付箋(ポストイット)の作成方法を解説します。
また、影の付け方3パターンと柄の付け方も解説します!
テキストと付箋を別々に作成する場合も手順は似ており、「柄の付け方」ではそちらの方法で解説しています。
もっとリアルにしたい!という方は最後の「おまけ☆もっとリアルにしてみる」も参考にしてみてください。

付箋・ポストイット

1

テキストを用意して、塗りはなしにします。

一旦文字が見えなくなりますが、それでOKです。

テキストを用意して、塗りはなしにします。

2

アピアランスで新規塗りを2つ追加します。

上が文字の色で、下が付箋の色になります。好きな色にします。
アピアランスパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[アピアランス]で表示できます。

アピアランスで新規塗りを2つ追加します。上が文字の色で、下が付箋の色になります。好きな色にします。 アピアランスパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[アピアランス]で表示できます。

3

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのアウトライン]を選択します。

ドラッグでパネルの一番上に持っていきます。これを追加した理由は後ほど説明します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのアウトライン]を選択します。 これを追加した理由は後ほど説明します。

4

付箋を作ります。

付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[形状に変換]→[角丸長方形]を選択します。

付箋を作ります。 付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[形状に変換]→[角丸長方形]を選択します。

5

値を追加にチェックします。

幅と高さに数値を入力し、マージン(余白)を設定します。
角の半径は2pxにしました(完全な直角はあまり使わないという個人的なこだわりです)。直角にしたい方は0にします。

値を追加にチェックします。 幅と高さに数値を入力し、マージン(余白)を設定します。 角の半径は2pxにしました。90°にしたい方は0にします。 背景画を普段描いてるので、イラレで絵作る時も面取りをしています(個人的なこだわりです)。

なぜパスのアウトラインを入れたのか

手順3でパスのアウトラインの効果を入れたのは、文字を付箋のセンターラインに配置するためです。日本語だとバウンディングボックスの下部に余白ができるため、アウトラインを入れないと上下の余白に差が出てしまいます。

パスのアウトラインありとなし

1

影を作っていきます。

付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の+をクリックします。 選択した項目が複製されました。

付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の+をクリックします。 選択した項目が複製されました。

2

一番下の塗りを影にします。

線形グラデーションをかけます。後で色や角度を調整します。
描画モードは乗算にします。
グラデーションパネルは、メニューバー→[ウィンドウ]→[グラデーション]で表示できます。

一番下の塗りを影にします。 線形グラデーションをかけます。あとで色や角度を調整します。 グラデーションパネルは、メニューバー→[ウィンドウ]→[グラデーション]で表示できます。

3

影の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[ワープ]→[上昇]を選択します。

影の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[ワープ]→[上昇]を選択します。

4

水平方向にチェックを入れ、 カーブの数値を設定します。

水平方向にチェックを入れます。 カーブの数値を設定します。

5

左右反転します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。
付箋の糊部分が右側でいいという方は、反転せずに次へ進んでください。

左右反転します。 パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

6

垂直方向に反転にチェックを入れます。

垂直方向に反転にチェックを入れます。

7

影をぼかします。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択します。

影をぼかします。 パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択します。

8

ぼかし具合を見ながら数値を調整します。

影の色やグラデーションの向きを調整します。色はグレーで、付箋の浮いている方に向かって段々薄くなるようにしました。

ぼかし具合を見ながら調整します。15pxにしました。

10

完成!

完成!

アピアランスで作成した場合、付箋を回転させる時はアピアランスの変形から回転させましょう。普通に回転させると、文字だけが回転し付箋は回転しません(下画像参照)。

普通に回転させると、文字だけが回転し付箋は回転しません。

アピアランスパネルで新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択し、回転させます。 変形の効果はパネルの一番下(文字の下)に移動させます。これで付箋を回転させることができます。

アピアランスパネルで新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択し、回転させます。 変形の効果はパネルの一番下(文字の下)に移動させます。

先ほどの「アピアランスで付箋 作成手順」では影に上昇をかけました。
付箋側に上昇をかけることもできます。

その場合は付箋と文字を別で作成することをおすすめします。テキストにも上昇をかけ、付箋の上に重ねます。影が付箋から変にはみ出してしまった場合は、変形で若干影を小さくして調整します。下画像では、変形で水平垂直方向98%に縮小しています。また、影を少し小さくすることで付箋との距離感を表現できます。

上昇で影(ピラッと浮いてる感じ)

変形で影、もしくは付箋を回転させます。
付箋の左下を軸に回転させたいので、基準点を左下に設定します。角度は、影を回転させる場合は357°、付箋を回転させる場合は3°にしました。

変形で影(少し浮いてる感じ)

影にアーチをかけるパターンを解説します。
付箋と文字にアーチをかける場合は、影にはアーチをかけなくてOKです。

アーチで影(両端が浮いてる感じ)

1

影の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[ワープ]→[アーチ]を選択します。

影の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[ワープ]→[アーチ]を選択します。

2

水平方向にチェックを入れ、 カーブの数値を設定します。

水平方向にチェックを入れます。 カーブの数値を設定します。

3

影を下にずらします。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

影を下にずらします。 パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

4

垂直方向の数値を調整し、下に移動させます。

付箋の両端が浮いてる感じになりました。
水平垂直方向に少し縮小させます。98%にしました。影と付箋の距離感を表現しています。
影のグラデーションの向きを調整します。上から下に向かって薄くなるようにしました。

垂直方向の数値を調整し、下に移動させます。付箋の両端が浮いてる感じになりました。 水平垂直方向に少し縮小させます。98%にしました。影と付箋の距離感を表しています。 影のグラデーションの向きを調整します。

5

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択し、影をぼかしたら完成!

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択します。

グリッド / パターンでいろいろな模様

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長方形ツールで付箋を作成します。

角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

文字と付箋を別々で作成していますが、別々にしない場合も同じ手順です。

長方形ツールで付箋を作成します。角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

2

上の塗りをクリックして、スウォッチパネルを表示させます。

スウォッチパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

上の塗りをクリックして、スウォッチパネルを表示させます。 スウォッチパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

3

パターンを選択します。

格子柄を選択しました。
フリー素材や自作のパターンなど、他のパターンがよい場合はそちらを選択してください。

パターンを選択します。

4

パターンの柄が細かすぎるなと思ったので、サイズを変更します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。
パターンの大きさを変更しなくていい場合は、この手順を飛ばし次へ進んでください。

パターンのサイズを変更します。 パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

5

パターンの変形にチェックを入れ、オブジェクトの変形のチェックは外します。

水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

パターンの変形にチェックを入れ、オブジェクトの変形のチェックは外します。 水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

6

完成!

不透明度を少し下げました。影の付け方は「アピアランスで付箋 作成手順」か「影の付け方いろいろ」を参考にしてください。

不透明度を下げて完成!

付箋と罫線を別で作ることもできますが、パターンを使って作ることもできます。

罫線

1

長方形ツールで付箋を作成します。

角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

長方形ツールで付箋を作成します。角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

2

上の塗りをクリックして、スウォッチパネルを表示させます。

スウォッチパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

上の塗りをクリックして、スウォッチパネルを表示させます。 スウォッチパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

3

ストライプのパターンを選択します。

不透明度を15%に下げました。

パターンを選択します。

4

パターンの上下左右に余白を作ります。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのオフセット]を選択します。

パターンの上下左右に余白を作ります。 パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのオフセット]を選択します。

5

オフセットをマイナス値にします。

オフセットをマイナス値にします。ここでは63pxにしました。

6

罫線の幅を調整します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

上下左右に余白を作ります パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

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パターンの変形にチェックを入れ、オブジェクトの変形のチェックは外します。

水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

パターンの変形にチェックを入れ、オブジェクトの変形のチェックは外します。 水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

8

完成!

影の付け方は「アピアランスで付箋 作成手順」か「影の付け方いろいろ」を参考にしてください。

完成!

その他アイディア

1

メニューバー→[ウィンドウ]→[シンボル]を選択します。

フリー素材のアイコンを使う場合は、こちらのサイト(ICOOON MONO)がおすすめです。

メニューバー→[ウィンドウ]→[シンボル]を選択します。

2

シンボルパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[Webアイコン]を選択します。

シンボルパネル左下の本棚アイコン(スウォッチライブラリーメニュー)→[Webアイコン]を選択します。

3

シンボルをドラッグ&ドロップでキャンバスに出します。

右クリックでシンボルへのリンクを解除します。色を変更できるようになりました。

シンボルをドラッグ&ドロップでキャンバスに出します。右クリックでシンボルへのリンクを解除します。色を変更できるようになりました。

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色を変更して完成!

長方形ツールで左にデザインを追加してみました。

色を変更しました。長方形ツールで左にデザインを追加してみました。

おまけ☆もっとリアルにしてみる

1

付箋の塗りにグラデーションをかけます。

浮いている側(ここでは右)を明るい色にします。

付箋の塗りにグラデーションをかけます。

2

線ありにして、グラデーションをかけます。

線の色は、左側は付箋と同化する色、右側は付箋より明るい色にします。ハイライト&厚みを表現しています。
グラデーションの向きは左上から右下(-60°)です。

線ありにして、グラデーションをかけます。

3

影は青系の色でグラデーションをかけます。

グラデーションスライダー左の色:#bfbfbf
グラデーションスライダー右の色:#8c98c2
リアルにしたい時は、影を黒ではなく青系にするとよいです。

影は青系の色でグラデーションをかけます。

4

完成!

完成!

いかがでしたか?
かなり網羅した記事になっていると思うので、保存版と言ってもいいかもしれません。他にもイラレで作る文房具イラストの解説をしているので、こちらも是非チェックしてみてくださいね。

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