【Illustrator】付箋の作り方 / 柄・影の付け方いろいろ！

Adobe Illustratorを使用して、テキストに合わせて伸縮する付箋（ポストイット）の作成方法を解説します。
また、影の付け方3パターンと柄の付け方も解説します！
テキストと付箋を別々に作成する場合も手順は似ており、「柄の付け方」ではそちらの方法で解説しています。
もっとリアルにしたい！という方は最後の「おまけ☆もっとリアルにしてみる」も参考にしてみてください。

一旦文字が見えなくなりますが、それでOKです。

上が文字の色で、下が付箋の色になります。好きな色にします。
アピアランスパネルはメニューバー→[ウィンドウ]→[アピアランス]で表示できます。

ドラッグでパネルの一番上に持っていきます。これを追加した理由は後ほど説明します。

付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の新規効果を追加アイコン→[形状に変換]→[角丸長方形]を選択します。

幅と高さに数値を入力し、マージン（余白）を設定します。
角の半径は2pxにしました（完全な直角はあまり使わないという個人的なこだわりです）。直角にしたい方は0にします。

付箋の塗りを選択した状態で、パネル下部の＋をクリックします。 選択した項目が複製されました。

線形グラデーションをかけます。後で色や角度を調整します。
描画モードは乗算にします。
グラデーションパネルは、メニューバー→[ウィンドウ]→[グラデーション]で表示できます。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。
付箋の糊部分が右側でいいという方は、反転せずに次へ進んでください。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択します。

影の色やグラデーションの向きを調整します。色はグレーで、付箋の浮いている方に向かって段々薄くなるようにしました。

先ほどの「アピアランスで付箋 作成手順」では影に上昇をかけました。
付箋側に上昇をかけることもできます。

その場合は付箋と文字を別で作成することをおすすめします。テキストにも上昇をかけ、付箋の上に重ねます。影が付箋から変にはみ出してしまった場合は、変形で若干影を小さくして調整します。下画像では、変形で水平垂直方向98%に縮小しています。また、影を少し小さくすることで付箋との距離感を表現できます。

変形で影、もしくは付箋を回転させます。
付箋の左下を軸に回転させたいので、基準点を左下に設定します。角度は、影を回転させる場合は357°、付箋を回転させる場合は3°にしました。

影にアーチをかけるパターンを解説します。
付箋と文字にアーチをかける場合は、影にはアーチをかけなくてOKです。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

付箋の両端が浮いてる感じになりました。
水平垂直方向に少し縮小させます。98%にしました。影と付箋の距離感を表現しています。
影のグラデーションの向きを調整します。上から下に向かって薄くなるようにしました。

角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

スウォッチパネル左下の本棚アイコン（スウォッチライブラリーメニュー）→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

格子柄を選択しました。
フリー素材や自作のパターンなど、他のパターンがよい場合はそちらを選択してください。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。
パターンの大きさを変更しなくていい場合は、この手順を飛ばし次へ進んでください。

水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

不透明度を少し下げました。影の付け方は「アピアランスで付箋 作成手順」か「影の付け方いろいろ」を参考にしてください。

付箋と罫線を別で作ることもできますが、パターンを使って作ることもできます。

角丸にしてみました。 アピアランスで塗りを2つ追加します。下の塗りが付箋の色で、上の塗りには後ほどパターンを適用します。

スウォッチパネル左下の本棚アイコン（スウォッチライブラリーメニュー）→[パターン]→[ベーシック]→[ベーシック_ライン]を選択します。

不透明度を15%に下げました。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パス]→[パスのオフセット]を選択します。

パネル下部の新規効果を追加アイコン→[パスの変形]→[変形]を選択します。

水平垂直方向に拡大もしくは縮小させます。

影の付け方は「アピアランスで付箋 作成手順」か「影の付け方いろいろ」を参考にしてください。

フリー素材のアイコンを使う場合は、こちらのサイト（ICOOON MONO）がおすすめです。

右クリックでシンボルへのリンクを解除します。色を変更できるようになりました。

長方形ツールで左にデザインを追加してみました。

浮いている側（ここでは右）を明るい色にします。

線の色は、左側は付箋と同化する色、右側は付箋より明るい色にします。ハイライト＆厚みを表現しています。
グラデーションの向きは左上から右下（-60°）です。

グラデーションスライダー左の色：#bfbfbf
グラデーションスライダー右の色：#8c98c2
リアルにしたい時は、影を黒ではなく青系にするとよいです。

いかがでしたか？
かなり網羅した記事になっていると思うので、保存版と言ってもいいかもしれません。他にもイラレで作る文房具イラストの解説をしているので、こちらも是非チェックしてみてくださいね。