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【Photoshop】グリッチエフェクトの作成方法 2種類

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Adobe Photoshopを使用して、グリッチエフェクトを作成する方法を解説します。
「ゲームのエラー画面のような色ズレ」と「テレビ映像の乱れ」の2種類のエフェクトを作成していきます。

グリッチエフェクトとは?

「グリッチ」とは、デジタルにおける不具合や障害を指します。アートの分野にも取り入れられており、「グリッチアート」「グリッチエフェクト」と呼ばれています。
グリッチエフェクトを使うと、ホラー感・近未来感・サイバー感などを演出できます。

グリッチエフェクトの作成方法 before after

こちらの作成方法で色収差(色の屈折率により発生する像の色ズレ)を作ることもできます。

ゲームのエラー画面のようなグリッチエフェクト

1

元画像を用意し、レイヤーを複製(Ctrl+J)します。

元画像を用意し、レイヤーを複製(Ctrl+J)します。

2

複製した上のレイヤーをダブルクリックして、レイヤースタイルのパネルを開きます。 チャンネルの「G」「B」のチェックを外し、OKをクリックします。

複製した上のレイヤーをダブルクリックして、レイヤースタイルのパネルを開きます。 チャンネルの「G」「B」のチェックを外し、OKをクリックします。

先ほどのレイヤーのみを表示させるとこのような状態になっています。

先ほどのレイヤーのみを表示させるとこのような状態になっています。

3

一番上のレイヤーをずらします。色ずれが発生しました。

色収差(色ずれ)の効果のみほしい方は、この状態で完成です。

一番上のレイヤーをずらします。色ずれが発生しました。

4

選択ツールで、更にずらしたい場所を選択していきます。

選択ツールで複数個所を同時に選択する時は、Shiftキーを押しながらドラッグします。

選択ツールでずらしたい場所を選択していきます。選択ツールで複数個所を同時に選択する時は、Shiftキーを押しながらドラッグします。

5

移動ツールをクリックし、矢印キー(←→)で左右にずらします。

移動ツールをクリックし、矢印キー(←→)で左右にずらします。

6

先ほどの作業を繰り返し、人物を中心に全体的にずれを発生させました。

先ほどの作業を繰り返し、人物を中心に全体的にずれを発生させました。

7

ストライプのテクスチャを作成します。

新規レイヤーを一番上に作成し、白で塗りつぶします(Alt+Daleteで描画色で塗りつぶし)。 メニューバー→[フィルター]→[フィルターギャラリー]を選択します。

新規レイヤーを一番上に作成し、白で塗りつぶします(Alt+Daleteで描画色で塗りつぶし)。 メニューバー→[フィルター]→[フィルターギャラリー]を選択します。

8

ウィンドウが開きます。 スケッチの「ハーフトーンパターン」を選択し、パターンタイプを線にします。

好みのサイズに調整し、OKをクリックします。

ウィンドウが開きます。 スケッチの「ハーフトーンパターン」を選択し、パターンタイプを線にします。 好みのサイズに調整し、OKをクリックします。

ストライプのテクスチャができました。

ストライプのテクスチャができました。

9

描画モードをオーバーレイにし、不透明度(もしくは塗り)を下げます。

描画モードをオーバーレイにし、不透明度(もしくは塗り)を下げます。

10

ビネット効果を作成します。

ストライプのレイヤーの下に新規レイヤーを作成し、 黒色で塗りつぶします。レイヤーマスクを追加します。

ビネット効果とは、写真の四隅を中心部よりも暗くする効果です。視線をフレームの中心に誘導したり、アーティスティックな雰囲気を出したりすることができます。

ビネット効果を作成します。 ストライプのレイヤーの下に新規レイヤーを作成し、 黒色で塗りつぶします。レイヤーマスクを追加します。

11

レイヤーマスクを黒色のソフト円ブラシで塗っていきます。

ほどよく四隅が暗くなるようにします。暗すぎる場合はレイヤーの不透明度を下げて調整します。

レイヤーマスクを黒で塗ると、レイヤーマスクが適用されているレイヤー内の描画を非表示にすることができます。白で塗ると再び表示されます。

白色のソフト円ブラシで中央を塗っていきます。 ほどよく四隅が暗くなるようにします。

12

完成!

ゲームのエラー画面のようなグリッチエフェクト 完成!

映像のズレを発生させます。

テレビ映像の乱れのようなグリッチエフェクト

1

「ゲームのエラー画面のようなグリッチエフェクト」の手順②まで作業を進めます。

「ゲームのエラー画面のようなグリッチエフェクト」の手順②まで作業を進めます。

2

元画像のレイヤーと、チャンネルを「R」にしたレイヤーを複製し(Ctrl+J)結合(Ctrl+E)します。

レイヤーの順番は、元画像のレイヤーとチャンネル「R」のレイヤーの上に、複製して結合したレイヤーです。詳しくは下画像に記載しました。

ストライプのテクスチャとビネット効果の作成は、「ゲームのエラー画面のようなグリッチエフェクト」の手順⑦~⑪を参考にしてください。

元画像のレイヤーと、チャンネルを「R」にしたレイヤーを複製し(Ctrl+J)結合(Ctrl+E)します。レイヤーの順番は、元画像のレイヤーとチャンネル「R」のレイヤーの上に、複製して結合したレイヤーです。詳しくは下画像に記載しました。

3

ずらしたい部分を選択します。選択範囲はストライプの幅と同じくらい細くしています。

ずらしたい部分を選択します。選択範囲はストライプの幅と同じくらい細くしています。

4

移動ツールに持ち替えて、矢印キー(←→)で左右にずらします。 映像が乱れている感じになりました。

移動ツールに持ち替えて、矢印キー(←→)で左右にずらします。 映像が乱れている感じになりました。

5

完成!

テレビ映像の乱れのようなグリッチエフェクト 完成!

いかがでしたか?
グリッチエフェクトはサイバー感、レトロ感、少し怖い雰囲気を出すことができます。
今回使用した元画像は、”【Photoshop】美肌補正で透明感!レタッチ方法を解説”のレタッチ方法で仕上げたものです。こちらも是非チェックしてみてくださいね。

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